ありがとう日新丸! 生鮮ニタリくじらが今年も上場されました! ( 2023/08/11 )
今年も、日新丸船団がニタリくじら水揚げのため、8月6日に仙台港へ入港しました。
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老朽化のために11月で役目を終える世界唯一の捕鯨母船、日新丸。
6日には、仙台最後の入港を記念した式典が実施されました。
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式典後は、日新丸の船内を公開。冷凍設備や機関室、捕獲した鯨を引き上げる仕組み、操舵方法などの説明もありました。
日新丸は、30年以上に渡って日本の調査捕鯨・商業捕鯨の中核を担ってきました。
今後、日新丸に代わる新母船「関鯨丸(かんげいまる)」は現在建造中で、来年3月に竣工予定となっています。
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そして8月8日には、仙台市場に生鮮のニタリくじらが上場されました。
ミンクくじらなど小型のくじらの生鮮入荷は度々ありますが、ニタリくじらなど大きなくじらの生鮮入荷は珍しく、なかなかありません。
また上場された鯨肉の品質の良さなどもあり、仙台市場はとても賑わいました。
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セリ前には上場記念セレモニーが行われました。
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日本捕鯨協会の山村理事長、共同船舶の所社長より、それぞれ、「くじらには若返る力がある。くじらを食べると生命力があがる」「資源管理をしっかりした漁業で、100年捕り続けてもくじらは減らない」など、くじらパワーの凄さと、捕鯨への想いや取り組みについてお話を頂きました。
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昨年はコロナの影響で中止していた試食も今年は実施し、くじらユッケとして提供しました。
「やっぱり生のくじらは違う」「臭みがまったくなくておいしい」など、試食していただいた皆さんからはご好評をいただきました。
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通常は冷凍出荷される大型鯨が、生鮮で食べられる貴重な機会となりました。
鯨食文化を守るため、これからもこうした取り組みに力を入れていきたいと思います。
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当日の様子は、各メディア様でも記事にしていただきました。以下のリンクからご覧ください。
河北新報 【ニタリクジラの初競り 1キロ40万円で国内最高額更新する部位も】
東日本放送 【ニタリクジラ生肉 過去最高の1キロ当たり40万円で取引 仙台市中央卸売市場】
東北放送 【「頑張って買いました」ニタリクジラの生肉“高級部位の尾肉1キロあたり40万円”と過去最高値に 仙台市中央卸売市場】
仙台放送 【「脂のり良く生で食べられる」希少部位は1キロ40万円!ニタリクジラ過去最高値〈仙台市〉】