「伊達いわな」販売促進提案会 ( 2016/04/08 )
花散らしの雨が降った次の日。4月8日の早朝、場内で「伊達いわな」の販売促進提案会を開催しました!
「伊達いわな」とは、宮城県水産技術総合センター内水面水産試験場(宮城県黒川郡大和町)が開発した、刺身用出荷を目指した全雌三倍体いわなです。
成熟期以降、通常のいわなより2倍近いスピードで生長し、産卵期でも可食部の粗タンパク割合が一般のいわなに比べて1.2倍、粗脂肪割合が2倍近くあります。川魚特有の臭みが無く、品質の良さや安全性の高さから、宮城県特産の食材として開発当初から期待が持たれていました。
この大きさで、いわなと言うのだから驚きです!
右の写真をみると分かりますが、左が「伊達いわな」で、串刺しになっている右が通常のいわなです。
大きさの違いが、分かるでしょうか?
「伊達いわな」は、最先端のバイオ技術で開発された魚です。
受精卵を28度の温水に15分ほど浸す事で受精卵にショックを与え、染色体を3セット持つ「三倍体」の雌を作り出しています。この雌は卵が出来ないため、産卵による栄養を取られることもなく成長し、2年で体長50センチ、体重1キロに育つ事が出来ます。産卵で身が痩せないから、味もいい、という事です。
今回は、握り寿司にして、生の「伊達いわな」の美味しさを皆さんに味わって頂きました。
平成26年4月、先行して「伊達いわな」の養殖を開始した、伊達いわな振興協議会会員である大和町の㈲菅原から、「伊達いわな」の販売は始まっており、また今年(平成28年1月)には、「伊達いわな」の商標で商標登録もされています。
「臭みがない」「食べやすい」「お寿司との相性がいい」
などといった声も聞かれ、用意した約200貫のお寿司と、刺身は、1時間ほどで売り切れとなりました。
新ブランド食材としての「伊達いわな」を、これからもアピールしていきたいと思います!