「みやぎサーモン」試食会 ( 2016/04/22 )

 4月22日の午前5時30分から、鮮魚売場で「みやぎサーモン試食会」を行いました!

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みやぎサーモンとは

 宮城県は養殖ギンザケ生産量全国第一位であり、全国生産量の90%以上を生産していました。しかし、平成23年3月11日の東日本大震災によって、出荷開始目前だった魚と養殖筏の全てが流されるなど、壊滅的な被害を受けました。幸いにも、山間部で育成していた稚魚が無事だったため、流出した養殖筏の再建など多くの支援と関係者の努力により、翌年から生産を再開することが出来ました。

 文字通りゼロから再生した宮城県のギンザケ養殖復興のため、水揚げの際に、「活け締め」、「神経締め」と呼ばれる鮮度保持のための処理を施すことで、養殖ギンザケの最大の特徴である、「刺身で食べられるサケ」にこだわった高品質・高鮮度な生食用のサケを、「みやぎサーモン」と名付けて出荷を開始しました。

みやぎサーモンが美味しいわけ

 「みやぎサーモン」が養殖されている宮城県の牡鹿半島北部の沿岸は、東日本では数少ないリアス式海岸があり、水深が深く静穏度の高い魚類養殖に適した湾が多く存在します。7月後半まで海水温が20℃以下と低く、親潮と黒潮がぶつかる潮目である世界三大漁場・三陸金華山沖に近いため、魚の育成に好適な栄養の豊富な海水で飼育する事が出来ます。近隣には蔵王山系などの豊富な融雪水を利用した稚魚の成育場が多数あり、これらの成育場から海面の養殖場まで稚魚にストレスを与えず短時間で輸送する事が出来るため、ギンザケ養殖に最適な環境となっています。

 「みやぎサーモン」の生産工程は、みやぎ銀ざけ振興協議会が定めた手順書に従って、使用する餌の種類や飼育の来歴などが管理されます。養殖に使用する餌は、イワシやサバなど生の魚を全く使用せず、高品質の魚粉や大豆、ミネラル類を含む人口配合飼料が100%使用されています。また海面においては、抗生物質などの薬品は一切しようしていません。

 

 これまでの養殖ギンザケとは違ったギンサケ!を目指した、みやぎサーモンを皆さんに試食して頂きました。

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 今回の試食メニューは、カルパッチョ、刺身、蒸し鍋の3点です。

 カルパッチョはドレッシングをかけて、刺身と蒸し鍋は、醤油とポン酢をお好みでかけて召し上がって頂きました。

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 「養殖の臭みが少ない」「食べやすい」と、試食頂いた皆さんには好評でした。

 醤油で食べることの多い刺身ですが、ポン酢を使うとサッパリ感がアップするので、こちらも好評の味…!

 

 みやぎサーモン、お見かけの際は、ぜひお召し上がり下さい!